一将功成って万骨枯る
2025.2.18
こんにちは。
今日も風が強い千葉。きっと北国は猛吹雪なんだろう。北国の春はまだまだ先。
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ロシアとウクライナの戦争終結の話題が盛んに流れてくる。
お互い、もううんざりで一日も早く終わらせたいのが本音なんだろうけど、プーチンのエゴとゼレンスキーの憤怒・恥辱がそれを阻む。ウクライナもここで黙って見ているわけにはいかないから、当然自分たちの主張を通そうとする。
ロシア侵攻当時、無差別に通行人が銃殺された映像を思い出す。これを忘れて「停戦合意?ウェルカムだよ」なんて思えないのも十分理解できる。
好戦的な人間は、奪われた領地は奪還しなければと思うだろうし、非好戦的な人間は、領地なんてどうでもいい。一日も早く平和な国に戻ろうと思う。
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国と国が争う。その根本の原因は、些細なことかもしれないし、意味もなく起こることもあるかもしれない。原因はどうであれ、一人の一つの思惑から起こるのは、古今東西の過去を調べれば、大体の想像はつく。
エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、フィンランド、ハンガリー、ユーゴスラビア、チェコスロバキア、ウクライナ、ドイツ、これらの国々は皆皆ソ連、ロシアに戦争を仕掛けられてきた国々だ。理由はそれぞれあり、あっちが・・・、向こうが・・・とわめき合う。そして、不都合な事柄は記録に残らないように消し去るのが侵略者の常道で、かすかな真実はそう易々と見つからない。しかし、嘘で嘘を固めた歴史であっても一つだけ真実がある。それは、多くの人々の犠牲の上に成り立っているということだ。それは一般人はもちろんのこと、敵も味方も平等に皆亡くなっていくということだ。そう言えば、記憶の彼方に行ってしまった北朝鮮の兵士はどうなったんだろう。
今のロシア・ウクライナの戦争も、その「一将」のエゴだけで世界中が踊らされ、多くの名もなき命が葬られていく。その国は何度も何度も同じ事を繰り返す。時代の変遷とともに、その「将」は都度違えども、やっている過ちは同じことの繰り返しだ。
今回、運良く停戦合意の運びとなったにせよ、いずれまた、その侵略の病は発症するに違いない。
終末時計の残り時間を考えると、人間の性は愚挙以外の何者でもないのかもしれない。
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