地域割りという考え方
2025.4.22
こんばんは。
最近は結構さぼってしまっているブログ。今月もこのままいくと10回も書かないことになりそう。日々生きていると、それなりに書くことは多くあり、題材がないなんていうことは全くないのだけれど、時間がない。「ない、ない」づくしの話になってしまうのは、自分の能力のない証拠なんだけど、ブログを書くのに小一時間はかかるので、どうしても押せ押せになってしまうのが原因。
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介護現場の話を少し。以前両親の介護にどっぷり浸かっていたものだから、当時は必然的に介護保険とか、ヘルパーさんだとか、訪問医のことを考えることが多くなっていた。今は人手不足に拍車がかかっているだろうから、予約を取るのも大変だと思う。
人間はいずれ老いていく。若いころ、元気一杯ランニングをしたり、サッカーをしたり、鉄棒の大車輪なんかをやっている人だって、それができなくなる日がいつか来る。人間はみんな前向きだから、その絶対避けて通れない悲しい運命が待っていても、決して悲観することもないし、後ろ向きになる人もいない。それは人間にとっていいことであり、それだからこそ、人生はすばらしいと思える。私は二十代の時、この手で、この世の中を変えてやるなんて真剣に思い込んでいたし、あなただって、そう思っている一人かもしれない。
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ご存じのとおり、現在、介護事業者は、ケアマネに紹介されたり、依頼されたりして介護を行う。だから、訪問する地域は広く、ヘルパーさんの移動時間と距離は馬鹿にならない。このことについては、お国は何も手を付けてはいない?少なくても5年ほど前までは、その移動距離で大変だと嘆いているヘルパーさんを多くお見受けした。
当時、お客の住所に関係なく、依頼されれば、点で介護現場が決まっている。そこをエリアごとに介護事業者を決め、そこのお客を担当する。例えば、AエリアにB事業者とC事業者がいた場合、そこのAエリアの被介護者をB事業者とC事業者が分け合う。当然、B事業者はAエリア以外にもお客さんを持っているわけだが、それはエリア担当の事業者同士で融通し合って調整をする。一昔前ならお客が減ってしまうので抵抗が少なからずあったと思うけど、今は事業者の人手不足は深刻だから、この調整は考えるほど難しくはないのではないか。介護事業所にとっては、一時お客が減ったり、増えたりの動きがあると思うが、ヘルパーさんの移動時間がなくなる分、介護に関わる時間が増えるわけで、長い目で見れば、実質賃金は増えていくと思う。
高齢者はいつまでも増え続けるわけではない。団塊の世代をピークに、高齢者はゆっくりと階段を下りていくように減っていくわけで、現役世代の負担感も徐々にではあるものの減っていくことは確実で、そこでまた国としては制度設計を変更しなければならないことになる。
制度というものは、いつ何時、どのような変化にも対処できるようフレキシブルに変更可能な状態にしておく必要があるわけで、今回の米騒動でも分かるように、消費量が増えているにもかかわらず、旧態依然の体制で、一時期の消費増大だとタカをくくっているスタンスで備蓄米放出で対応しようとするから、なかなか出口の見えない状態になっているのだと思う。
制度というものは、絶えず変化に対応できるような考えでもって運用するべきだと思うのだが、如何?
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