2016.7.22 私の母は今年で94歳になる。決して誇れる94歳ではない。自分で自分のことはできるが、料理はできない。私たちが朝に夕に食事を持っていく。母は昔から一日2食だったようだ。自分の家と母の家は車で5分程度だ。スープの冷めない距離ではあるが、毎日のこととなるとハードになる。週2回ヘルパーさんが我々の代行で息が抜ける。1か月ぐら…
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2016.8.9 介護度2→4へ。介護度の変更をお願いしていたが、「2」が「4」になった。私の気持ちとしては、多少ヘルパーさんとか、介護用ベッドとか、おむつとかが必要なので、「2」ではギリギリなので、「3」をお願いしていたが、判定は「4」ということで、十分保険で対応できそうであり、ほっとしたところ。今日の母は、トイレに行くのも億劫な様子…
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2016.8.14母の生い立ちは結構特異かもしれない。そのせいかどうかは知らないけれど、母の性格も結構特異であり、今覚えば、父もよく耐えたんだなと思ってしまう。母の実家は造り酒屋をしていた。大きな蔵を持ち、従業員(きっと住み込みもいっぱいいたんだろう)も大勢雇っていたらしい。従業員の詳細は不明だが、母の兄弟は3人いたのだが、それぞれに侍…
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2016.8.08行動範囲が徐々に狭まってきている。以前は家の中を一人歩きし、何の特別な介護は必要ではなかった。多分、彼女は一人歩きをしているときに転んだんだと思う。1時間前に起こったことですら、正確に私には伝えられないぐらい忘却は進んでいた。ある日、夕食の支度に訪れると、座りながらズリハイをしていた。「どうしたの?」、「起き上がれない…
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2016.8.22そして、時は過ぎ(とはいえ、たった2週間ぐらいか)、母はだんだんと一人では歩けなくなった。シモのほうも自分ではできなくなってきた。おむつは必携だ。それに伴って介護の方法も少しずつ変わってくる。ヘルパーさんとの連絡が必須になる。極端な話をすれば、以前はご飯さえ用意すれば、あとは帰ってきてしまっても何の不都合もなかった。食…
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2016.8.22ベッドから立ち上がることが困難になりつつある。介護の方の話を聞くと、既にベッドでおむつ交換、食事等々をやっているようだ。それを生業としている人たちにとっては、ある意味、時間でこなさなければ、ほかのお客様の迷惑になるので仕方がないのだが、身内としては、そこは意地でも自分は彼らの分をリセットカバーしてやるんだという気持ちに…
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2016.9.21 母を少しずつよくはなってきているかな・・・。とは言っても、スプーン1杯・・2杯・・3杯の世界。朝食はいつもテーブルに座って食べてもらっている。先日、いつものように1時間をかけて朝食。何となくソワソワ気味の母。ベッドに行きたいことに気づきベッドへ。両手を私の肩に回してもらいベッドに移動中、急に体が重く感じた。「どうした…
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2016.10.3母の食欲は相変わらず芳しくはない。食パンを四分の1枚も食べ切れない。ポカリスェットも200㏄が関の山だ。高カロリー、高脂肪、現代人が今一番毛嫌いしているものを選べばいいのだけれど、量は少なく、かみやすいものとなるとなかなか見つからない。介護の人たちがよく言うのは、ゼリー、プリンとかだけど、幾ら甘いものが好きな人間でも、…
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2016.11.6速いな、ちょっと時間を置いたつもりでも、前回の更新から3日も経ってしまった。今日は久々に母の話です。スライスチーズ1枚+卵1個+水分等々で何とか最悪状況を脱してきた。平衡感覚もさほど鈍くなく、受け答えもはっきりとできてきた。私が自分の息子であることも理解する日々が多くなったかもしれない。やはり、食べ物の力はすごいと思っ…
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2016.11.18 週に1度の幸せ 母を入浴させる。週にたったの1回だけど、母も私も精一杯。暖かな日々はよかったけれど、だんだんと寒くなってきた。シャワーを全開にして、浴室内を温かくして入るのも限界になってきた。意を決して浴槽に入ってもらう段取りをした。もともと父の介護時代にあつらえたものなので、使い勝手は普通の浴槽とは違って、座位を…
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