"我が家"の記事一覧

雨戸を開けたら誰かが何かを食べている音が聞こえてきた。

2017.4.26 それは遠い昔。私がようやく22歳になり、大学を卒業、就職もせずに家にこもって資格試験の勉強をしていたころのお話。今で言えば、引きこもり? プータロウ? 寄生虫?と他人からヤユされそうな感じかもしれない。  6月、露の真っ盛り、この日も朝露の中に家がすっぽりと包み込まれており、じっとりした、そんな感覚を覚え…

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雨戸を開けたら誰かが何かを食べている音が聞こえてきた(2)

2017.4.28 何の音? 「シャキ、ショキ、シャキ、ショキ・・・」こんな音だったと思う。確かにいつも聞いたことはない音だった。しかし、誰もいない。目の前は我が家の庭があるだけ。1畳ほどの池があり、その向こう側には隣地との境界線に植えたツバキがあるだけ。その隣地は空き地だ。 右に顔を向けた。駐車場があるだけで何もない…

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雨戸を開けたら誰かが何かを食べている音が聞こえてきた(3)

2017.4.28 庭に下り、池を傍まで行った。池には父が買ってきた金魚が3匹いるだけで何も変わりはない。車の近くに行ったが何も変わったことはない。垣根の近くに行った。隣の家庭菜園にも別段変わったところはなかった。 おかしい・・・何の音だろう。その間、音はずっと続いていた。「シャキ ショキ シャキ ショキ・・・」 隣地…

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家づくりは一回で成功はしない。

2017.5.1 今回のゴールデンウィークの予定は、子どもたちが来ることもなく、我々が出かけることもなく、妻が13回忌で里帰り以外は特段のイベントもなく、体を十分に休ませるにはいい期間となりそう。 今回書くことも決して自慢ではない。何回つくっても必ずや失敗をしているので、ちょっと記しておくことにした。 それは家のこと。…

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家づくりは一回では成功しない(2)

2017.5.1 早5月だ。もう3分の1が過ぎてしまった。ちょっと焦る。 4畳半二間の部屋に家族4人を平気で住まわせていたぐらいの我が父のこと、家を建てると決まった後、普通はその家の長たる者がいろいろと交渉とか、間取りとかを棟梁と相談をするわけだが、我が家は私がすべてをやった。もちろん、18歳の青二才の言うことだから、棟梁が…

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家づくりは一回では成功しない。(3)

2017.5.4 今日はバラの手入れと母の昼食と買い物で終了になりそう。ゴールデンウィーク、今年は我々には関係がなさそうだ。孫が来ないから五月人形はパスしようと家人と今日決定をした。 そんなわけで第一回目の私の家には18歳から30歳ぐらいまで過ごしたことになる。当時はお世辞にも便利なシステムを使っていたわけではなく、不便だな…

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家づくりは一回では成功しない(4)

2017.5.5 今日は子どもの日か。大人の日もほしいな・・・。 本当の意味での自由設計をしてみたいものだとつくづく思う。敷地の問題も、資金の問題も全く考えなくて建てられたら、それはとてもうれしいし、満足できる、失敗しない家づくりができるかもしれない。 とは書いたが、そうではないのが家づくりだ。 だだっ広い敷…

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家づくりは一回では成功しない(5)

2017.5.5 営業マンの話をしたい。 これは非常に稀な例であって、私自身、この先二度とあらわれないんじゃないかと思うくらいことに出くわしたことがあった。 新築を建てるにしろ、リフォームをするにしろ、営業マンが介在する。その営業マンと自分とのやり取りが大金を払って出来上がる結果そのものとなる。大工の力量というか、技術…

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家づくりは一回では成功しない(6)

2017.5.6 【前回より続く】 2人の営業マン(女性と棟梁)は、これを売ろう。お客はこう言っている。ちょっと違うが同じ品ような品物なら、ここにあるから、これを売ろうというスタンス。もう1人の営業マンは、お客はこう言っている。ちょっと違うが2種類あるので、どっちがいいかお客に選んでもらおう。長所と短所を示して選んでもらおう…

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家づくりは一回では成功しない(7)

2017.5.9 前述のリフォームが0.5回分として、残りあと1回の家づくりは親の家づくりだ。 やっとの思いで4.5畳二間の東京からの脱出で建てた家に、現役を引退し、梗塞で不自由になり、既に築20年を超した家に父たちは住むことになった。五体満足であれば、何の不便もない家であったものの、不自由になってからは、それはとても使い勝…

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